このマニュアルは、磁性体の
第一原理分子動力学
に関する計算コードCPVO
のインストールおよび使用法を説明するものです。
本計算コードは、先人の多くの方々の努力により、作成されたものである。 これらの方々の努力を明確に、今後もこの計算コードによる学術的成果を明確に するために本計算コードの使用者やその監督者または、指導者は、少なくとも 次の義務を負うものとする。本計算コードを用いた研究を原著論文として発表する 場合必ず次の論文を文献引用する。
どのように計算コードを使用した場合でも、
R. Car and M. Parrinello,
Phys. Rev. Lett. 55, 2471 (1985).
A. Pasquarello, K. Laasonen, R. Car, C. Lee, and D. Vanderbilt,
Phys. Rev. Lett. 69, 1982 (1992) または
K. Laasonen, A. Pasquarello, R. Car, C. Lee, and D. Vanderbilt,
Phys. Rev. B 47, 10142 (1993).
ブロッホ・パリネロの方法(TNOSEE,TNOSEP)を用いた場合、
P. E. Blöchl, and M. Parrinello,
Phys. Rev. B 45, 9413 (1992).
ノンコリニアー磁気構造の計算法(NSPIN=4)を用いた場合、
T. Oda, A. Pasquarello, and R. Car,
Phys. Rev. Lett. 80, 3622 (1998).
および、
T. Oda and A. Pasquarello, Phys. Rev. B 70,134402 (2004).
金属系の計算法(TMETAL)を用いた場合、
T. Oda,
J. Phys. Soc. Jpn.,71, 519 (2002) .
本計算コードの全部または一部分を用いて、新しい計算手法を開発する場合は、 必ず計算コードの作成代表責任者:小田竜樹に連絡し、許可をうるようにする。 無用な競争を排し、効率的なコード開発と著作権保護に御協力頂きたい。 また、開発に御協力頂ける場合は、下記に連絡をお願いしたい。
金沢大学理学部
〒920-1192 金沢市角間町
電子メール:oda@cphys.s.kanazawa-u.ac.jp
電話:076-264-5676, ファックス:076-264-5740
謝辞
浜田幾太郎氏(現、阪大産研)には、2000年以来、計算コード開発上、御協力を 頂いた。浜田氏が計算コードの開発や修正を行なった部分については、ソース コードに彼の名前が書き込まれている。