これが.true.
になると原子位置を更新した直後に、原子位置の更新により
質量中心が移動しないように、強制的に平行移動させる作用がある。
この機能は、CP法のMDでは、原子系の全運動量が厳密には保存されないこと
[47]を補うために、設けられたものである。液体や固体などの
凝集系では、これを採用し、数値的な不安定性を小さくする働きがある。
構造最適化を行なう計算では、これを.false.にしておくほうがよいかもしれないが、
実質的な影響についてはあまり調べられていない。
原子位置を固定するための(原子位置と共に入力する)IFORCE
を導入したときは、
このスイッチを.false.
にした方がよいと考えられる。