電子系が収束した場合やMDによって原子位置が変化しなくなった場合に、
収束した状態が、安定状態であることを確かめるために、乱数を波動関数に
加えたり原子位置をランダムに動かしたりして再度最適化計算を行うときに用いる。
乱数をどの程度取り入れるかは、AMPRE
またはAMPRP
で与える。
ただし、その影響は試してみないと分からない。このような操作でポテンシャル
の山を越えてさらにエネルギー的に低い状態が存在すればそちらに収束してゆく
ことになるはずである。TRANP
は、不規則系の原子初期配置を作るときに
用いることもできる。あらかじめ規則的にならべておいた原子をこのフラグで
再配置してから電子系の収束をすることが可能である。