MDを行う際に能勢の方法を用いて温度制御を行うが、液体酸素分子のように 単体2原子分子のMDを行う際に並進、回転、振動の自由度毎に温度制御を行う場合 に使用する。この場合、原子の番号は、分子毎に番号が増していくように番号付 けられていなければならない。
入力ファイルでは、各自由度に付随した能勢変数の質量を与えている。
.true. 1000000. 1000000. 10000. TNOSEMOL QNTR NQRT QNVIのように入力する。 外から与える温度は、(入力ファイル
cpv05.in
であたえる
.false. 250000. 1800. TNOSEP QNP TEMPW (KELVIN)のTEMPW(単位:KELVIN)を用いるようになっている。
運動方程式は、下記のような方程式を採用している。
原子系の温度は、運動エネルギーの平均値から
原子系の温度制御を行うときに、分子の並進(translation)、回転(rotation)および
分子内振動(vibration)の各自由度に対して3種類の能勢の温度制御変数を導入した。
これらの変数をそれぞれ
および
とすると