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3.5.1 F(I)

ここでは、軌道の初期占有数を指定する。 上記のデータの並びは、1.0が7個ついで0.0が5個さらに1.0が5個最後に0.0が 7個入力データとして書かれていることと同じである。 前半の2つのブロックは、上向きスピンの状態の軌道占有数 (例では、NUP=12)を表し、下向きスピンの軌道占有数を指定する。 入力データは、N個分必要で、有効な占有数を全て加えるとXNELに ならなければならない。 非磁性計算(NSPIN=1),ノンコリニアー磁性計算(NSPIN=4)のときは、 スピン状態による入力の制限はない。非磁性計算(NSPIN=1)には、 占有されている軌道占有数として2.0などを指定する。 フェルミ準位で軌道縮退が生じる場合などは、非整数を指定することも 可能である。 TMETALが指定される場合は、この値が無効になり 占有数は波動関数ファイル(90)から読み込んだ擬固有値行列より計算 した値が計算に用いられる。入力ファイル(05)でJORTHO=1が 指定された場合(非占有軌道を計算に取り入れない場合)は、 軌道占有数としてゼロは指定できない。


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Copyright (C), Tatsuki Oda (oda@cphys.s.kanazawa-u.ac.jp, Kanazawa University)