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10.1 原子位置構造最適化後の電子状態

原子位置の最適化後に、電子状態を求める場合、CPVOコードは、便利になっていな かったが、若干便利にした。

(1)
原子位置の構造最適化は、 ex_opts.shを実行することにより行われる。 この実行により十分原子構造が最適化された場合は、以下の手続きで 電子状態を求めたり、バンド分散を求めたりする。
(2)
ex_opts.shの実行後、fort.19のファイルに最適化 された原子位置のデータが入っているはずである。ファイルがあるかを確認して exlist.shtauset_opts.sh を書いてジョブを実行する。 この実行により、sample.dat.shの原子位置が最適化された原子位置に 書き換えられる。
(3)
ex_opte_more1.shなどを用いて電子系の収束を行う。 波動関数として原子位置が収束したものを用いれば、あまり電子系の収束に 時間がかかることはない。ex_opte_more1.shの実行時には、 nbeg=-1として実行する。
(4)
電子系の収束後、必要な解析(ex_lmc.sh, ex_ek.sh等)を 行う。
このex_opts.shの実行後のexlist.sh工程は、 次ぎのようにまとめられる。分散関係を求める場合の例である。
#----------------------------------------------
${rundir}/tauset_opts.sh

cp ${rundir}/res.for.0xx ${tmpdir}/wfs.1 ! xxには具体的なファイル名を書く

${rundir}/ex_opte_more1.sh ! nbeg=-1で使用する

${rundir}/ex_ek.sh
#----------------------------------------------


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Copyright (C), Tatsuki Oda (oda@cphys.s.kanazawa-u.ac.jp, Kanazawa University)