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2.12 TTIMELMの機能

計算を行う計算機システムでジョブ形式を採用しているシステムでは、1回のジョブ 計算時間に限りがある。その計算時間を越えて計算が継続しないようにあらかじめ 制限時間を計算コードに与えるために、TTIMELMを使用する。計算時間が (TIMELM$\times$RTIME)を越えたあと計算終了作業に入り、終了する。 入力ファイルcpv05.inでの指定は、

1  .true.  300000.  0.95              NCHKI TTIMELM TIMELM RTIME
のように行う。TIMELMの時間は、秒単位である。 NCHKIは、NOMOREで指定されたステップ回数を経ない前に、 走っているジョブを計算終了作業を経て正常に停止させるためのものである。 次のファイルと共に用いる。
cat > ${tmpdir}/chkt.in << end
0
end
上記のNCHKI=1の場合、毎ステップ毎に、 ファイル${tmpdir}/chkt.inを読み込み、1が入っていればそこから 計算終了作業に入り、計算を正常終了させる。 したがって、通常プログラムを緊急に終了させたいときに、 ファイル${tmpdir}/chkt.inを0から1に書き換えて計算を終了させる。


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Copyright (C), Tatsuki Oda (oda@cphys.s.kanazawa-u.ac.jp, Kanazawa University)