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1.1.2 ソースコードのコンパイル

ソースコードが格納されているディレクトリーに行き、 Makefileに従って コンパイルを行なう。

%> cd source/

%> vi Makefile

ファイルMakefile中のSection 0の部分には、適当なディレクトリ名 を指定する。同じディスクから複数種類のマシンで計算する場合に重要となるが、 通常は、既定値のままでよい。 Section 1の部分には、実行するターゲットを指定するが、コンパイルに問題 が無い限り、既定のままでよい。

ファイルMakefile中のSection 2の部分にコンパイルフラグを記述した ファイル名 (Makein.micなど)を指定する。このファイルは、 MAKEINFILEの変数を定義しているものである。このファイルをインクルード 文でインクルードして使用している。計算環境や計算マシンによりインクルード されるファイルが異なっているので既存の適切なものを選ぶかまたは新しい計算環境 のときには新しくコンパイルフラグを記述したファイルを作成する。 DECマシン(ES45)の場合は、下記のファイルをインクルードすればよい。

%> vi Makein.mic

コンパイルフラグを確認する。

%> make >& cmp.log &

上記のmakeコマンドが正常に終了して、コンパイル完了。 計算コードのメインプログラムは、main.fである。 デフォルトのMakefileは、MPIライブラリーを用いた並列計算用と通常の シングル計算用の2種類の実行計算コードを両方作ることになっている。 MPIライブラリーがない環境では、MakefileSection 1の部分 で、cpvosothersを指定し、cpvopotherpを指定 しないようにする。

インストールした状態の環境で、コンパイルし直す環境に戻すには、
%> make cleanOBJALL cleanall
とするればよい。ただし、これまでコンパイルしたオブジェクトファイルや モジュールファイルを全て消去することになる。


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Copyright (C), Tatsuki Oda (oda@cphys.s.kanazawa-u.ac.jp, Kanazawa University)