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■計算物性研究室紹介
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−計算機シミュレーションによる物性学(計算物理)−
計算機シミュレーションの方法を用いれば従来にないきめの細かい物性学を達成することができるようになります。計算機シミュレーションは物理、化学、生物、地学、工学、薬学など科学のほとんどあらゆる分野になくてはならない道具となっています。
計算機シミュレーションを共通の足場におく計算科学は、理論科学、実験科学に次ぐ第三の科学とも目されています。従って計算科学の特長は、(1) 従来型の個別科学を横断するグローバルサイエンスであり、(2) スーパーコンピュータなどの計算機を実験道具として用いる実証学問です。
シミュレーションの言葉の意味は”ものまねをする”ということになりますが、事実最近までのシミュレーションの成果は実験結果を説明するとか、理論予想を検証するとかが多かったわけですが、現在および今後の計算機シミュレーションの真価は、予見的、発見的なことにあります。つまり、計算機シミュレーションを通じて新しいことの発見を行うということです。
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