研究に意欲のある大学院生・学類生を募集しています。

我々のグループでは相対論的量子力学と統計力学を基盤とした理論物理学・物性理論の手法と
スーパーコンピュータを用いた大規模シミュレーション・計算科学の手法を駆使して
・スピントロニクス
・熱電エネルギー変換
等に有望な人工物質を理論設計(マテリアルデザイン)し、提案することを目指しています。
特異な電子状態の発見と新物理現象の予言に貢献していきたいと考えています。

近況・予定

2015
Nov. 9-11: M1の山口さん, 坂谷さん, 石井准教授が東大物性研究所で開催された電子状態計算の国際会議( 18th Asian Workshop )で発表しました。
Oct. 19-21: M1の山口さんがつくば市で開催された国際会議( STAC-9&TOEO-9 )で発表しました。
Oct. 1: Teguh BudiさんがD1として新たにメンバーに加わりました。 山口さんが早期卒業し, M1になりました。
Sep. 24-25: 東北大学で開催された「 若手向けスクール スピントロニクスとスピン流 」にB4の山口さんが参加しました。
Sep. 16-19: 関西大学で開催された 日本物理学会2015年秋季大会 でB4の山口さん、M1の坂谷さん, D1の水田さん, 斎藤グループのAdhibさん, 斎藤グループのSholihunさん, 石井准教授が発表しました。
Sep. 6-10: スペインで開催された電子状態理論の国際会議 Psi-K 2015 Conference でD1の水田さん, 石井准教授が発表しました。
Aug. 4:卒業研究発表会(9月記, 早期卒業)が開催され、山口さんが発表しました。
Jul. 27-31: 長良川温泉で開催された第60回 物性若手夏の学校 にB4の澤端さんが参加しました。
Jul. 27: 博士前期課程入試 の出願期間は7/27(月)–7/31(金)です。 研究室の見学、 問い合わせ を歓迎します。
Jun. 29: 博士後期課程入試 の出願期間6/29(月)-7/3(金)です。 研究室の見学、 問い合わせ を歓迎します。
Jun. 10-12: 東京大学物性研究所で開催されたスピントロニクスのシンポジウム: NPSMP2015 で石井准教授, 斎藤グループのAdhibさんが発表しました。
Jun. 9: 柏の葉カンファレンスセンターにて開催された 新学術領域「ナノスピン変換科学」公募班の研究計画発表会 にて石井准教授が発表しました。
Jun. 1: 斎藤グループのAdhibさんと共著の「 ZnO薄膜の永久スピン螺旋状態 」に関する論文がApplied Physics Express誌にアクセプトされました。
May 18: 理研, 東大物性研, 中国科学院との共同研究「 Y2Ir2O7とPr2Ir2O7の第一原理計算 」に関する論文がJPSJのLetterにアクセプトされました。
May 11: 東京大学物性研究所で開催された The 3rd OpenMX/QMAS Workshop 2015 にて 石井准教授が 招待講演をおこないました。B4の山口さん、D1の水田さん、OBの小鷹さん( 阪大小口研 )も発表をおこないました。
Apr. 1:  新学術領域「ナノスピン変換科学」 の公募研究に採択されました。
Apr. 1: 研究室に新メンバーが配属されました。
Mar. 21-24: 早稲田大学で開催された 日本物理学会第70回年次大会 で石井准教授 が発表 をおこないました。
Feb. 16: ペロブスカイト型Mn酸化物の交換相互作用に関する論文を投稿しました。
Feb. 16: 大学院博士前期課程 物理学コースの修士論文審査会が開催され、水田さんが発表しました。
Feb. 12: 数物科学類 計算科学コース計算実験プログラムの卒業研究発表会が開催され、坂谷さんが発表しました。
Feb. 09: 大学院博士前期課程 計算科学コース 計算実験プログラムの修士論文審査会が開催され、加藤さん, 水田さんが発表しました。
Feb. 04: 西田美穂さんの学位論文公聴会が開催されました。
Jan. 14-15: 東京大学理学部で開催される国際ワークショップ Dirac Electrons in Solids ”にてM2の水田さん(石井准教授)が発表をおこないました。
2014
Dec 15-17: 大阪大学産業科学研究所 小口多美夫教授 の集中講義(バンド理論の基礎と応用)と 特別講演 が開催されました。
Dec 2: 東京大学理学部で開催された国際会議 IS-QSD2014 で石井准教授, D3の西田さん, M2の加藤さん, 協力 研究員の小鷹さん が発表しました。
Oct. 1: 後期の授業がはじまりました。
Sep. 19: 大学院の講義「計算物性科学」を集中講義形式(9/16-19)でおこないました。
Sep. 10: 日本物理学会2014年秋季大会(中部大学, 9/7-10)で発表(7件 , 共著含 )・座長(2件)をおこないました。
Aug. 27: 国際会議 IUMRS-ICA 2014 (8/24-30, Fukuoka) 招待講演を おこないました。
Aug. 21 : M2の水田君, 加藤君が国際会議 CSW2014 で発表をおこないました。
Aug. 20 : パイロクロア型Ir酸化物に関する論文を投稿しました。
Apr. 1: 研究室に新メンバーが配属されました。
Mar. 31: Applied Physics Express誌にZnOのラシュバ効果の論文がアクセプトされました。
Mar. 30: 日本物理学会第69回年次大会(東海大学湘南キャンパス: 3/27-30)で発表しました。
Mar. 27: Applied Physics Letters誌に二層・多層グラフェンナノリボンの論文がアクセプトされました。

以前の近況・予定

The 3rd OpenMX/QMAS Workshop 2015

2015.5.11-13

5/11-13に東京大学物性研究所で開催される「The 3rd OpenMX/QMAS Workshop 2015」でトポロジカル絶縁体と運動量空間のスピン構造について、石井准教授が招待講演をおこないます。

日本物理学会 第70回年次大会(2015年)(於 早稲田大学)

2015.3.24-27

3/24-27に早稲田大学で開催された日本物理学会にて、石井准教授(M2水田さん, 理研 小野田繁樹 先生共著)のパイロクロアIr酸化物に関する熱電能の研究成果を発表しました。

卒業論文発表会

2015.02.12

2月12日, 坂谷文成さんが卒業論文発表会で発表をおこないました。坂谷さんの研究題目は「III-V 族半導体バルク・人工超格子界面における スピン軌道相互作用と電子状態」で、化合物半導体として長い研究の歴史があるIII-V族半導体におけるスピン軌道相互作用、k空間でのスピン構造と電子状態を調べたものです。界面方位の異なる人工超格子を設計し、その際の興味深いスピン構造についても明らかにしました。これらは今後、新しいスピントロニクス材料の物質デザインへと繋がっていきます。卒業おめでとうございます。

修士論文発表会

2015.02.9, 2015.02.16

2月9日, 水田耀ピエールさん, 加藤毅大さんが計算実験プログラムの修士論文発表会で、2月16日には水田耀ピエールさんが、物理学コースの修士論文発表会で発表をおこないました。水田さんの研究題目は「電子状態のトポロジーに由来する異常熱電効果の理論的研究」で、近年注目を浴びている、Dirac電子系における異常な熱電効果を予言するものです。加藤さんの修士論文題目は「第一原理計算によるトポロジカル絶縁体の理論探索」で、波動関数のトポロジーで分類される種類の異なる絶縁体を理論的に探索した研究です。二人の研究は共にこれからの新しい物質のデザインへと繋がっていくことが期待されます。修士課程の修了おめでとうございます。

博士学位論文公聴会

2015.02.4

2月4日, 西田美穂さんの学位論文公聴会が開催されました。学位論文題目は「遷移金属酸化物のスピン構造と物性の理論的研究」です。西田さんは遷移金属酸化物マルチフェロイックスと遷移金属酸化物の人工超格子界面に形成される二次元電子ガスのスピン構造について研究をおこない、学位を取得しました。遷移金属酸化物のスピントロニクス応用へ向けた基礎研究で、新しい物質デザインへと繋がっていくことが期待されます。博士課程の修了おめでとうございます。